サボテンの花

温かい小さな庭 暮らし

今年もサボテンが花を咲かせました。

毎年楽しみにしている花ですが、咲いている期間はほんのわずか。

気づけば蕾が膨らみ、気づけば花が開き、そしてあっという間にしぼんでしまいます。

だからこそ、この花が咲く季節を毎年楽しみにしています。

今年は少し特別でした。

我が家にあるサボテンと、実家から引き取ってきたサボテンが、ほぼ同じタイミングで花を咲かせたからです。


もともとは同じ株

我が家にあるサボテンは、以前母に株分けしてもらったものです。

そして今年、実家にあった母のサボテンを引き取ってきました。

実はこの二つのサボテン。

もともとは同じ株です。

母が育てていた方は、もう30年近くになるそうです。

毎年当たり前のように花を咲かせていたので、子どもの頃から見慣れた存在でした。


育て方はよくわからない

正直なところ、私はサボテンの育て方をよく知りません。

日の当たる場所に置いて、

朝にたっぷり水をあげる。

それくらいです。

肥料も植え替えも詳しいことはわかりません。

母から株分けしてもらってから5年ほど経ちますが、枯れることなく育っていました。

ただ、今まで花が咲いたことはありませんでした。

だから今年蕾を見つけた時は少し驚きました。

ずっと外に置いたまま。

特別なことをしているわけでもないのに、こうして花を咲かせてくれたのです。

植物は案外たくましいものだなと思います。

もっと聞いておけばよかった

母は植物が好きでした。

庭にはいつも何かしらの植物があり、季節ごとに花が咲いていました。

小さい頃は、母の庭仕事を手伝うこともありました。

ホースを持って水をあげたり。

草取りをしたり。

母と仲の良かったピアノの先生が長期間家を空ける時には、一緒に先生の家へ行って庭の植物に水をあげるのを手伝ったこともあります。

今思うと、植物に囲まれた時間は意外とたくさんありました。

でも当時の私は植物そのものに興味があったわけではなく、ただ母の後ろをついて歩いていただけだった気がします。

だから植物の名前もあまり覚えていないし、育て方もよく知りません。

今になって思うのは、

もう少し植物の話を聞いておけばよかったな、ということです。

どうして植物を育て始めたのか。

どんなふうに手入れをしていたのか。

聞こうと思えば聞けたはずなのに、当時はそんなことを考えもしませんでした。


同じ日に咲いた花

今年は、母から株分けしてもらったサボテンと、実家から引き取ってきたサボテンが同じ頃に花を咲かせました。

もともとは同じ株だから当然なのかもしれません。

それでも、並んで咲いている姿を見ると少し不思議な気持ちになります。

親株と子株。

別々の場所で育ちながら、同じ季節に花を咲かせる。

植物って面白いなと思います。


花は一日だけ

サボテンの花は長くは咲きません。

朝には大きく花を開き、翌日には少しずつしぼみ始めます。

一年かけて準備をして、見られるのはほんの短い時間。

その儚さも、この花の魅力なのかもしれません。

花が終わった後は、しおれた花柄を摘み取ります。

少し寂しい気もしますが、また来年の開花に向けての時間が始まります。


おわりに

今年は二つのサボテンが同時に花を咲かせました。

一つは母から株分けしてもらったサボテン。

もう一つは母が長い時間をかけて育ててきたサボテンです。

育て方は相変わらずよくわからないままですが、それでも今年も花を見ることができました。

来年もまた蕾を見つけて、

今年と同じように花が咲いたら嬉しいなと思います。

その頃には、もう少しだけ上手に育てられていたらいいなと思います。


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